開業ドクター インタビュー

患者さんが重症化する前に・・・、地域の専門医として患者さんに満開の笑顔を

さくら皮フ科
(皮膚科・美容皮膚科)
小岩克至先生

さくら皮フ科の小岩先生にインタビュー

さくら皮フ科は、神奈川県藤沢市に開業されたクリニックです。
藤沢駅を出てすぐの好立地で、専門医としての立場を活かし、一般の皮膚科から美容皮膚科まで総合的に診療されています。

ホームページで、知っている先生がオクスアイで開業していたことを発見

さくら皮フ科受付

なぜ開業しようと思ったのですか?

藤沢市の北部の病院に勤務し、南部のクリニックの外来の手伝いもしていたので、この辺りの状況を把握していました。

皮膚科は、まずは街のクリニックに行くというイメージが、一般の患者さんにありますよね。
病院に来られるのは、クリニックを経てどうしようもなくなってしまった患者さんが多いです。

診察した患者さんから話を聞いてみると、初期の段階で正しい処置がされていなかったり、そもそも診断が間違っていたりすることで重症化されているケースも多く、周辺のクリニックに問題があることを日々感じていました。

全てのクリニックがそうではありませんが、専門ではないのに皮膚科を標榜しているクリニックや、皮膚科としての診療体制が不十分なクリニックがあり、もっと高いレベルのクリニックが必要だと考えていたんです。

皮膚科の専門医として、症状がひどくなる前に診療を行うことで、一人でも多くの患者さんが病気や症状の悩みから解放されればいいと思い、開業することを決めました。

開業を決意して、どのように情報を集めたのですか?

クリニックの開業について何もわからなかったので、とりあえずインターネットでいろいろ調べてみました。
「いろいろなコンサルティングの会社があるんだなー」と思いながら、その中でオクスアイさんのホームページも見つけたんです。

いろいろな業者がある中で、なぜオクスアイを選んだのですか?

オクスアイさんのホームページの開業実績のインタビューで、徳井先生が出ているのを見つけたんです。
「あ、徳井先生だ!」という感じです。徳井先生は、僕が研修医の時に同じ病院にいらっしゃったんです。

他にツテもないですし、何も知らない会社にコンタクトをとるのは不安でしたし、自分の情報を送ることも嫌だったんですね。
でも徳井先生の開業も手伝っているのを知って、オクスアイさんに話を聞いてみようかなと思い、問い合わせをしました。

さくら皮フ科待合スペース

オクスアイの印象はどうでしたか?

開業された他の先生のインタビューでも書かれていましたが、オクスアイ社長の金村さんが主に開業コンサルティングや開業に関するアドバイスをしています。

甘い言葉で開業させようというのではなく、現実的で的確なアドバイスをくれました。
ただ開業をすればいいのではなく、「今の時代はちゃんと準備をしないと成功しません」と教えてくれました。

何か印象に残ったアドバイスはありましたか?

皮膚科医として「自分の武器を増やしなさい」と言われました。患者さんに提供できるサービスを増やすということですね。

他の業者などにも問い合わせしなかったのですか?

念のため他の会社にも話を聞いてみようと思って、ある会社の開業セミナーに参加しました。
税理士事務所関連の会社だったと思いますが、そこでは「うちに任せれば、開業の成功は間違いなし!」といった、良いことしか言わなかったので、逆に不安になりました。

将来他のクリニックが開業することも想定した、物件選び

さくら皮フ科入口

開業場所はどのように探したのですか?

藤沢駅周辺で開業しようと決めていたので、自分で調べられる範囲で、あらかじめ物件をピックアップしました。
それで、良いと思った場所が3件ありました。

今のクリニックの場所は駅からも近くて、ビックカメラの隣のビルなのでとてもわかりやすく良いと思っていたのですが、家賃が高そうだと思って最初からあきらめていたんです。

そのため実際は、駅のそばに建築予定のマンションと、駅から7〜8分くらいの場所にあるクリニックビルの2つが開業場所の候補と考えてしました。
自分の中では建築予定のマンションが本命でした。

まずその建築予定のマンションをオクスアイさんに調査してもらったところ、建設計画自体が無くなり、代わりに隣のスポーツジムの駐車場になる計画に変わっていたんです。
僕の見た情報が最新ではなかったようで、結果的に本命のマンションは候補として外れてしまいました。

それで、もう1つのクリニックビルについては、オクスアイ社長の金村さんが現場に見に来てくれて、いろいろチェックしてもらいました。
「クリニックビルの前で人の流れが分散してしまっているので、ダメですね。」と言われ、開業場所としてあまり適していないことがわかりました。

そこで、残っていたビックカメラ隣のビルですが、家賃なども詳しく調べてもらうと、自分が思っていたよりも高くなかったんです。
それにオクスアイ金村さんからの「一番良い部件を選ばないと、もし将来的に他の皮膚科がそこに開業したら、患者さんをとられてしまうかもしれません」というアドバイスもあり、この場所に決定しました。

さくら皮フ科処置室

クリニックの内装は何か意識したことはありますか?

このクリニックは一般的な保険診療の皮膚科も自由診療の美容皮膚科も診療するため、どちらの患者さんにとっても入るのに抵抗のないクリニックにしたいと思っていました。

あまりにもエレガントすぎると、湿疹や水虫など、保険診療の患者さんが来院しづらい場所になってしまいますし、かといって普通すぎると美容皮膚科で来られる患者さんに満足してもらえる雰囲気になりません。
その中間のクリニックになるように、クリニック内装デザインのいろいろな部分で工夫してもらえました。

特にトラブル等なく工事も進んだようですね?

そうですね。ただ、当初は莫大な工事が必要だと言われてヒヤヒヤした部分もありました。
例えば、配管については、クリニックの床のすべてに底上げが必要で、そのためには工事費もかかると、ビルを改修中のゼネコン(建設会社)に言われたことがありました。
オクスアイさんに抗議をしてもらって、実際は一部のみ底上げすることで解決することができました。

そういう専門的な部分って、素人では全くわかりませんよね。
業者から「工事が必要だ」と言われてしまうと、「そうですか・・」と言いなりになるしかないので、クリニック建築の専門家が味方にいるのは心強いです。

同じ時期にクリニックを開業をした後輩がいるのですが、依頼していた開業コンサルタントに任せていたら、全然違うタイルが貼られていたり、電源の設置位置がクリニックとしてあるべき場所になかったり、内装工事が不備だらけだったそうです。

そういうことを考えると、クリニックに必要な建築のことを良くわかっているオクスアイさんに任せて良かったと思います。
何か問題が起こりそうな時でも、うまく対応してくれてスムーズに工事を進めることができたと思います。

開業準備期間中は、忙しかったですか?

オクスアイさんが組んでくれたスケジュール通りに、進めていったので、特に忙しいと感じることもなかったですし、勤務先との両立も問題はなかったです。

ただ開業直前は、細かいことで忙しかったですねー。
開業1か月前までは、比較的のんびりしていたのですが、直前になって問診票や自由診療の同意書を作らなければいけないことに気付いたり、細々としたものを揃えたりで、大変でした。

患者さんだけを診るだけの勤務医から、経営者へ

さくら皮フ科診察室

開業されてから、勤務医時代と変わったことはありますか?

病院に勤務していた時は、患者さんの満足度しか考えていなかったですし、病院の経営のことは全く気にしていなかったです。

実際に開業してから、経営者として気を付けようと心掛けているのは、従業員の満足度と患者さんの満足度を両方上げていくことです。
あとコストも少し意識するようになりましたね。

勤務医時代と比べて、忙しさはどうですか?

今の方が忙しいですね。
朝パソコンを立ち上げて、細々とした経理のことをして、診療時間が始まります。
18時半に受付が終わり、患者さんが帰り、事務さんがレジを閉めて会計処理をして、それを僕がチェックして・・・、とすると拘束時間は勤務医の頃よりも長いです。

患者さんだけを診ていた勤務医時代の方が楽だったかもしれません。
今は経営のことも考えていかなければなりませんし、スタッフの管理についても気を回す必要がありますからね。

今後のクリニックで目指す目標はありますか?

藤沢エリアで、一般皮膚科から美容皮膚科まで専門医が総合的に診る事ができるクリニックは、ここしかないと思っています。

美容皮膚科は自由診療なので、専門医でないドクターが皮膚のことをよく知らないのに美容皮膚科を始めてしまうこともあります。
それでトラブルを起こし、「保険診療に行ってください」となります。
その患者さんが、専門の皮膚科にトラブルを解決しに来るんですね。患者さんにとって、とても無駄なことだと思います。

皮膚のことは一般的なことから美容のことまで、一番皮膚のことを知っている皮膚科専門医がやらなければいけないことだと思っています。
それがこのクリニックを立ち上げた理由ですし、このエリアのナンバーワンになりたいですね。

現在開業を考えている先生方へアドバイスがありましたら、教えてください。

まずは開業しようと思った気持ちがブレないということでしょうか。
初志貫徹することが大事だと思います。
開業は普通は初めてのことなので、何をすればいいのかわかりませんからね。わかっている人に細かいことでも聞いた方がいいですね。

インタビューに答えてくださったのは

さくら皮フ科

さくら皮フ科プレート

神奈川県藤沢市に開業。
さくら皮フ科という名前の通り、一人でも多くの患者さんが桜のようにきれいな肌になって、満開の笑顔が咲いてくれることを願い、一般皮膚科から美容皮膚科まで、保険診療も自由診療も総合的に行うクリニックとして診療を行っている。

所在地
神奈川県藤沢市
開業年月
2017年5月
科目
皮膚科・美容皮膚科
開業の特徴
新規開業
ホームページ
さくら皮フ科ホームページ

コンサルタントより一言

タイミングよく最高の立地で開業できたこと、また先生の目指すクリニックのお手伝いができたことをとても光栄に感じています。
皮膚科の専門医としての先生の様々な武器を活かし、藤沢周辺で一番のクリニックになると信じております。今後のますますのご活躍をお祈りしております。

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