産婦人科医院の開業を支援する
クリニック開業コンサルティング
クリニック開業の失敗を未然に防ぎ、
開業直後から利益が出るクリニックを目指す
初めてクリニック経営をされる医師に寄り添ったコンサルティング
- 35年の実績
- トータルサポート
- はじめての経営でも安心
開業準備から
クリニックが軌道に乗るまで
ワンストップ支援
産婦人科クリニックの新規開業支援なら、
コンサルティング実績豊富なオクスアイにご相談ください。
当社では、クリニック開業のアドバイスはもちろんのこと、
クリニックの事業計画(経営計画)立案、クリニックの内装工事支援、
開業時のご支援、人材教育、開業後の経営相談などに対応しています。
クリニック開業までワンストップでコンサルティングができることが、
当社の強みです。ワンストップ支援であることが、 クリニック開業で
失敗しないポイントです。
産婦人科クリニックの開業を目指されている医師は、
開業予定の1年以上前にご相談いただくことをおすすめします。
産婦人科クリニックの
開業で
失敗しないための
5つのポイント
当社では、女性医師からの産婦人科クリニック開業のご相談依頼が増えてきました。科目柄、女性医師の方が有利であることは間違いありません。
男性医師でも、女性医師に比べると性別によるハンデはあるものの、診療技術の正確さと患者さんの気持ちを第一に考えた診療姿勢を大切にすることで、産婦人科クリニックの開業を成功させることができます。
クリニックの開業は、医師の仕事をしながら数多くの手続きが必要なので、外部支援がなければできるものではありません。誰に外部支援をしてもらうかの選択が、産婦人科クリニックを成功させるための最初のポイントになります。
産婦人科クリニックの開業で失敗しないためには、特に次の5つのポイントについてのアドバイスや支援が大事になります。
- 落下傘開業でも大丈夫であること
- 産婦人科で大切なカウンセリングルームの計画
- 電子カルテの選び方
- 開業費用に大きな影響を与えるエコーの選び方
- 初めは小さなクリニックからスタートする事が原則
このページの後半で、これらの内容を解説しています。
当社のクリニック開業
コンサルティング支援
- 開業相談
- 開業候補地の
選定 - 医療需要調査
- クリニック開業
準備支援 - 内装工事の
設計・施工支援 - 集客のプロ
モーション支援
当社の開業コンサルティングの特長
医師の立場で事業計画を立案
開業コンサルティングの多くは、医療機器メーカや医薬品卸業者が行っており、自社製品が売れることを前提として支援します。そのような企業はアドバイスに偏りがあります。当社は、純粋な開業コンサルなので、医師の立場でワンストップで支援いたします。
内装設計にも強い
多くの開業コンサルタントは、自社が扱う分野のことは詳しいのですが、ほとんどの方が内装設計のアドバイスができません。内装設計はクリニックを長年運営する医師にとって大事な部分です。産婦人科では、特にプライバシーを保てるカウンセリングルームの計画が大事です。
トラブルを未然に防ぐ
一般的なコンサルタントは、トラブルがあった後に相談を受ける方針です。なぜなら、先に起こるであろう事態の見通しが甘いからです。当社では、開業コンサルティング支援の中で、事前にトラブルの元をつみ取り、何百万円以上もの損害を未然に防いだ事例も数多くあります。このように費用対効果の良さに定評があります。
産婦人科クリニック
開業支援実績
希望を細かく伝えなくても、当然のようにリスクの少ない開業提案をしてくれた
江戸川橋レディースクリニック(産婦人科)
井野奈央先生
東京都文京区
大手の開業コンサルティング会社に相談したとき、担当者が上司に聞かないとわからないことが多く、連絡をしてもすぐに回答が返ってこないことも何度かあった。ですが、オクスアイさんは「返答が早い」ことが印象的でした。
開業はリスクばかりではない。きちんと準備していればうまくいく
東高円寺ウィメンズクリニック(産婦人科)
髙木美樹先生
東京都杉並区
開業した場合でも、もしうまくいかなければ、「勤務医のほうの方が良かった」と後悔してしまうのではないかと、開業することに迷いはあったのですが、「先生の不安がなくなるように精一杯お手伝いさせていただきます」と勇気付けてくださいました。
何のために開業するのか、自分自身の働き方を考えるきっかけをくれた
のぞみ女性クリニック(産婦人科・漢方内科)
内山心美先生
東京都墨田区
クリニックを開業するにあたり、「何のために開業するのですか?」と聞かれ、自分自身の働き方を考えるきっかけになりました。細いところも色々教えてくれたのですが、アドバイスの通りにしておけば間違いないと思いました。
コンサルティングの流れ
開業を決めてからの
無料コンサルティング
開業セミナー&相談会
まずは、無料セミナーにご参加ください。開業直後の集患と経営に差が出るクリニック開業準備についてご説明いたします。ご希望の開業スタイルや悩みをご相談ください。
無料開業相談
開業の迷いや疑問な点など、何でもご相談下さい。事業計画のシミュレーションで、開業の成功とリスク排除のプロセスに関して数字で見ることにより、開業の具体的なイメージを持つことが出来ます。
開業場所の選定
医師のご希望に沿って開業場所の地域を絞り込み、医師とコンサルタントが協力して物件を探します。候補となる物件を選定して、コンサルタントが同行して適性をアドバイスしますのでご安心ください。
開業場所が決まってからの
有料コンサルティング
事業計画・資金調達
開業場所が決定したら事業計画が立てられます。融資を受けるために、利益が出る資金調達用と、手堅く失敗しない経営用の2種類の事業計画を策定することが当社のノウハウです。
内装の設計・施工
別途費用になりますが、内装工事の設計・施工を当社にて行っています。コンサルティング業務と連携することで無駄をなくし、先生にご負担をかけないクリニック創りを実現します。
開業手続き・プロモーション
保健所・厚生局などの関係部署との事前協議や申請をサポートします。また、医院のPRやスタッフ募集・集患のためのプロモーションをサポートします。
開業直前準備・経営管理
医薬品や医療機器の準備をサポートしつつ、スタッフの募集から面接・採用・就業規則をご提案し、開院準備期間中に於ける職員教育と経営管理のアドバイスを行います。
開業後のコンサルティング
開業前後
開業前後では、地域へのPRや内覧会の案内や開催、実施方法などについても具体的にサポートをいたします。
開業後の問題
開業後は、人の問題や経営の心配事が出てくるものです。実際に経営を始めることによって出てくる問題に、丁寧にアドバイスとサポートをいたします。
主な開業支援エリア
当社では、都内を中心として、主に神奈川県、埼玉県、千葉県の東京都近郊をサービスエリアとして、産婦人科クリニックの開業をご支援しております。
サービスエリア外での開業の支援実績もございます。エリア外で開業をご検討されている医師でも、お気軽にご相談ください。
主な開業支援エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
コンサルティング費用
クリニック開業【無料】コンサルティング
費用
開業検討での業務は無料です。
コンサルティング内容
開業相談
開業に関する迷いや疑問な点など、何でもご相談下さい。
事業計画のシミュレーションをお試し頂きながら、開業の成功とリスク排除のプロセスに関して具体的なイメージを持つことが出来ます。
開業場所の選定
ご希望の地域を実際に回り物件の調査をし、マーケティングと施設の特性を把握しながら、先生の構想を実現する最適な開業場所をご提案します。
診療圏調査
開業場所の医療環境と人口構成など、最新データと現場の競合調査などを基に開業立地のポテンシャルを把握し、来院する患者数の推計を行います。
特に地域特性を把握した上で、安定した経営の要となる集患対策をご提案します。
以上の考察の結果、開業が決定した時点からは、下記の支援業務を開始することとなりますので、ここから有料のコンサルティングをお願いしております。
医院開業【有料】コンサルティング
費用
開業サポート業務 一括料金
1,600,000円(税別)
コンサルティング内容
事業計画
開業場所の特性を基にして、必要な資金の算出による予算案を作成して、開院後の収支予測と月別の資金繰りを検討します。 ここでクリニックの事業構想と、将来にわたる運営の青写真を検証することが出来ます。
資金調達
無担保・無保証人で調達可能な、低金利な事業資金や、日本政策金融公庫などの公的融資など、先生の状況に適した資金調達の実現をお手伝い致します。
新規開業に係わる関係官庁との調整
クリニックの開設と保険医療機関の指定をスムースに取得するために、 保健所・厚生局などの関係部署との事前協議を綿密に行い、各種申請のサポートを行います。
外注業者との契約条件などの調整
医薬品購入や外注検査など、開業後に継続して取引を行う外注業者との契約条件を有利に取り決めるための調整を行います。
職員の採用・処遇・教育
職員の募集から面接・採用へのプロセスをサポートします。 給与を始めとする職員の処遇と就業規則をご提案し、開院準備期間中に於ける職員指導を行います。
経営安定化への企画と指導
患者獲得に関する経営戦略と、クリニックの運営指導、開院のためのスケジュール管理など、院長として必要なクリニックの経営ノウハウを指導致します。
開業セミナー&相談会(無料)
ご案内
本セミナーでは、そのような疑問を抱かれている医師の先生方へ向けて、開業後の医院経営の実態と、成功するための集患方法についてお話します。
医院開業をサポートして35年以上の実績を持つコンサルタントである弊社代表が、長年の経験と実績に基づいたノウハウをお伝えさせて頂きます。
また、セミナーの後半では個別相談も受け付けますので、現在疑問や不安に思われていること等、何でもご相談ください。
無料セミナーの主な内容
前半 | セミナー (30分程度) |
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後半 | 個別相談会 (30分程度) |
先生のお悩みや聞きたいことなど、リクエストにお答えします。 |
個別相談会でよくあるご相談
人生設計相談
- 開業すべきかどうかのご相談
- 夫婦で開業すべきかのご相談
- 女性医師の子育てしながらの開業ご相談
(仕事と子育ての両立やミニマム開業) - 定年後の開業による人生設計
開業準備相談
- 開業場所のご相談
(自宅近くでの開業、都心での開業など) - 開業資金・融資の相談
(開業にいくらかかるのか、融資を受けられるかなど) - 集患に関するご相談
- スタッフに関する相談
(マネジメントや労務管理など)
よくあるご質問 Q&A
- 最短でどれくらい前に依頼をしたらいいのでしょうか?
-
コンサルティングのご依頼は、開業予定の1年前くらいにはご依頼ください。
スムーズな資金調達や集患を考えた安定経営には、準備に2~3年の期間がかかる場合もあるので、なるべくお早目にご相談ください。
- コンサルティング費用はいくらでしょうか?
-
コンサルティングには、無料コンサルティングと有料コンサルティングがございます。このページのコンサルティング費用をご覧ください。
- 開業して集患ができなくて、失敗した先輩がいます。コンサルティングをお願いしたら、産婦人科クリニックでも、黒字経営にできるでしょうか?
-
その先輩は、間違ったコンサルティングを受けていた可能性があります。当社の産婦人科クリニック開業コンサルティングは、35年間のコンサルティングの中で失敗した先生はいらっしゃいませんので、ご安心ください。
クリニックを開業して失敗してしまう主な要因は、「クリニック経営で失敗する理由は何か?」をご覧ください。
- 産婦人科クリニックを都心で開業したいと考えています。開業コンサルティングをお願いしたら、都内で開業しても黒字にできますか?
-
もちろん、ファミリー世帯の少ない地域で開業してしまったら、産婦人科の需要が少ないので、赤字になってしまう場合があります。先生の専門性や開業場所の特性など、さまざまな要因を考慮して、先生のクリニックが黒字になるような場所選びをご支援いたします。
- 今まで経営をしたことがないので、クリニック経営に自信がありません。クリニック経営(マネジメント)のアドバイスもしてもらえますか?
-
もちろんアドバイスさせていただきます。
集患、スタッフさんの採用や育成、借入金の返済など、クリニック経営に携わると、初めて経験することがたくさんあり、悩みが多いものです。当社のコンサルティングは、そういった先生と伴走しながらのご支援を大切にしています。
分からないことは、丁寧にご説明いたしますので、安心してコンサルティングをご依頼ください。
- 女医なのですが、子育てをしながら開業ができると聞きました。産婦人科でも可能でしょうか?
-
今まで女性の先生が子育てをしながらキャリアを維持するというワークライフバランスの取れた開業支援を多くさせていただき、ご好評をいただいています。
お子様の通学の場所と開業場所も考慮しつつ、利益が出るミニマム開業で子育てとキャリアを両立させられる人生プランをごいっしょに立てましょう。
産婦人科クリニックの
開業で
失敗しないための
ポイントとは?
金村 伯重
コンサルタント
一級建築士
経歴
昭和54年 病院システム開発研究所 入社
東京医科大学病院、焼津市立病院、富士市立中央病院、沼津市立病院、富士宮市立病院などの建替計画に参画 昭和59年 医療機構開発株式会社 入社
町立浜岡病院(現御前崎市立病院)新設に参画 昭和63年 オクスアイ医療事業開発株式会社設立
以来35年以上に亘り、数多くのクリニック開業をサポートしている。
総合病院であらゆる診療科目の医療現場に携わり、多岐に亘る分野の技術に精通する。また一級建築士である事から、施設造りまで自社で一貫して行う。クリニック開業を成功に導くソフトとハードの技術を確立し、他に例を見ないコンサルティングを実践。これまでサポートしたクリニックを全て成功に導いている。
最近は、産婦人科クリニックを開業したいと言う女性医師の開業相談を多く受けるようになりました。そして、当社でコンサルティング支援させていただいた皆さんが成功されています。
当然のことながら、産婦人科に受診するのは女性の患者さんばかりですので、診てもらう先生も女性であれば、患者さんも抵抗なく色々な相談がしやすいでしょうし、内診などに対する抵抗感も相当低減できるでしょう。
そのようなことから、産婦人科のドクターの開業は女医さんの場合には、比較的恵まれた環境にあると言えます。
だからと言って、男性の産婦人科医師の開業が難しいと言うわけではありません。
たしかに男性医師の場合には、女性医師に比べると性別によるハンデはあるものの、診療技術の正確さと患者さんの気持ちを第一に考えた診療姿勢を大切にすることで、産婦人科クリニックの開業を成功させる事ができます。
産婦人科の女性医師の仕事が
過酷になっていく中での開業の選択
産婦人科の日常業務として、正常分娩やカイザーはもちろんのことですが、婦人科領域での癌や腫瘍の手術などと、外科領域の幅広い業務を担っています。
病院では、勤務する医師が少ない状況ですので、女性医師であっても当直やオンコールも頻繁に担当することになります。
研修医のうちは、出張病院で月に10日以上の当直を担当させられることも当たり前です。緊急オペや救急の対応も日常茶飯事ですから、独身で若いうちはまだしも、結婚してお子さんができると仕事だけでなく家庭生活にも大きな負担がかかるようになってくるでしょう。
そのため、結婚を機としてクリニックの開業を考える先生が多くなって来ました。そのような医師が増え、いまはレディースクリニックの数も多くなっています。そのような中で開業を成功させるためには、開業や医院経営の定石を知り、それを守りながら独立開業の道を切り開く方法があります。
落下傘開業でも大丈夫です
クリニック開業で成功するための3要素とは?
落下傘開業とは、ご自身のそれまでの活動地域とは関係なく、好きな場所にクリニックを開業させる方法のことです。そのような産婦人科の落下傘開業でも、クリニック経営を成功させる定石があります。
開業して成功するために必要な3要素は、「場所」と「資金」と「タイミング」です。
スタート時に有利な開業方法
産婦人科を開く場所としては、ファミリー世帯が多い場所で開業することが大事ですが、産婦人科を開業したい医師であれば、誰でも考える事なので、必然的に競合先のクリニックが多くなってしまいます。
そこで、病院勤務の時に診ていた妊婦さんや患者さんに、引き続き来ていただく事ができれば、産婦人科クリニックの新規開業は順調にスタートする事ができます。
ただし、そこはあくまでも開業当初に大きな赤字を出すことを防ぐ目的と、クリニックの損益分岐点までの道のりを短縮すると言う、経営的な観点から見た効果の大きな方法です。
患者さん獲得のための立地条件
クリニックの経営は開業した時から始まりますので、ここから患者数を大きく伸ばしていく事が一番大切です。ファミリー世帯が多く住む地域でも、クリニックの場所が分かりにくく目立たなければ、妊婦さんや患者さんにクリニックの存在を認知してもらえません。
そのためには開業した場所で、より多くの妊婦さんや患者さんを獲得できるように、クリニックの立地条件を選択する際に、誰にもわかりやすい場所に計画しなくてはなりません。
私がコンサルティングの時に、よく先生方にアドバイスをしている事ですが、クリニックの開業場所を選定する際の判断基準として、「例えば、ご自身がカフェを開業しようと考えた場合に、お店が繁盛しそうな場所を選ぶようにしてください。その場所が、クリニックの開業場所としても最適なのです。」と言うお話をしています。
たくさんの人の目につきやすくて、わかりやすい便利な場所であれば、多くのお客様に来ていただく事ができます。
事業体の役割はお客様のニーズを満たすこと
例えばカフェの場合は、お客様に一度だけではなく、2度3度と来ていただくためには、美味しいコーヒーと気持ちの良い接客が何よりも大切ですが、クリニックも同様です。お客様がお金を払った時に、その代金以上にご自身が得をしたと思えば、また次の機会にも来ていただく事ができます。
逆に、出されたものが不味かったり、雰囲気のよくないお店だった場合には、もう二度と行かないと思います。
カフェなどの飲食店を始めとして、社会で経済活動をしている様々な事業体は、お客様のニーズを満たすことを使命としたサービス業と言えるでしょう。
お客様がお金を払って、損をしたと思ったらもう二度とそのお店には行かないのは当たり前のことです。
クリニックの仕事も言ってみれば究極のサービス業と言えるでしょう。
クリニックに来院した妊婦さんや患者さんが、「診てもらって良かった」と思ったらまた来てもらえます。
逆に「不愉快な思いをした」と思われたらもう来てもらえなくなってしまいます。
落下傘開業でも、妊婦さんや患者さんに満足してもらえるようなお仕事を続けていくことで、必ず先生の開業は成功するでしょう。
産婦人科で大切なカウンセリングルームの計画
産婦人科に来院する患者さんの診療には、一般的な婦人科の疾患だけでなく、避妊や中絶といったセンシティブな部分も多くあります。そのため、通常の診察室とは別に、プライバシーを保てるようなカウンセリングルームを設ける事で、患者さんのためにとても効果的な診療体制を整える事ができると言えるでしょう。
産婦人科に限らず、病気の内容に関しては、他人に言いづらいことや言えない事も多くある事でしょう。
そのような患者さんの気持ちを和らげて、なんでも率直に相談してもらうためには、患者さんのプライバシーに配慮したカウンセリングルームをクリニックに計画する事がとても大切です。
電カルテはクラウド型が便利です
クリニックを開業するときに、十分な検討をしないまま、後で問題となりやすいものの一つに電子カルテがあります。
電子カルテのシステムについて
近年、電子カルテの流れとしてクラウドタイプのシステムが主流になりつつあります。これまで主流であったオンプレミス型の電子カルテから、クラウドタイプの電子カルテへの流れは、価格が安くなって来ただけでなく、院内にWi-Fi環境を整えることで、診察室以外でも看護師さんがタブレットで電子カルテを使いやすくなって来たことです。
また、基本的に端末の増加に制限がなくなって来たので、端末の増設に伴うソフトウェアの追加料金が発生しなくなったことです。
オンプレミス型のデメリット
これまでのオンプレミス型の電子カルテの場合は、ソフトとハードにメーカ独自の指定や仕様があるものですから、端末の台数を増やす事でかなり大きな金額がかかる事がネックでした。
また、基本となるOSとしてWindowsが主流であることから、数年ごとにOSをバージョンアップすると、これまで使用していた電子カルテのソフトが新しいOSに対応出来なくなって、サポートもできなくなってしまいます。そのため、5年くらいするとソフトとハードの全てを新しく買い換えしなくてはならない為に、高額の費用がかかっていました。
クラウド型のメリット
クラウド型の電子カルテの場合は、そのような買い換えを必要としませんので、将来にかかる費用もそれほど大きくなることはありません。
パソコンのハード自体は、何年かすると古くなってしまいますので、当然その時点で買い換えが必要となりますが、一般的なパソコンで十分に使用できますので、パソコンを全て新しく更新しても、それほど高額になることは無いでしょう。
電子カルテが実際によく使われている場面として、訪問診療があります。端末がインターネットに接続できれば在宅診療では患者さんの自宅で電子カルテを問題なく使う事ができるので、在宅医療にも対応される医師であれば、なおクラウド型がおすすめです。
また、医療法人で複数の分院を経営する場合にも、本院で全ての分院のカルテを参照できると言うメリットもあります。
それ以外にも最近では、オンライン診療を進めていく中でも、クラウド型の電子カルテは多くのメリットがあります。
産婦人科はエコーの選定が開業費用に大きな影響を与えます
産婦人科に必要な主な医療機器としては、内診台と診療ユニット・無影灯・オートクレーブなどですが、これらは概ね一定の価格帯の中で取揃える事ができます。
ところが購入する医療機器の中でも、価格の幅が大きく違うのがエコーです。
先生方が希望する機種の性能の違いから、一般的な汎用機種から3D・4Dと言った上位機種に到るまで、数百万円から数千万円までの様々な製品があります。
まさにエコー1台で、産婦人科クリニックの内装工事が全て賄えるくらいの製品を希望するドクターもいらっしゃいます。
できれば高性能なエコーを手に入れたいところですが、必然的に高額になってしまいます。
高額なエコーを格安で手に入れる方法
ここで、高額なエコーをお安く買う方法をアドバイスします。学会などで展示されていた最新型のエコーを特別価格で購入するには、まさにその展示品を購入する事です。
もちろん学会などに展示されているエコーは新品ですし、お客様の要望に応じてデモを行うための機器などは、最新の機能をアピールするための商品ですから、各社ともに自信のある製品を紹介している事でしょう。
ドクターに新製品を買っていただきたいための展示ではありますが、さすがに展示していた製品を学会などの展示やデモが終わった後に、新品として販売するわけにはいきません。
新品でなければ中古品ということになります。ただし、製品としては未使用ですので、新品同様の製品である新古品ということになります。
こうした新古品を購入する事ができれば、新品と同じように使用できるにも関わらず、中古品としての価格でお安く購入する事ができます。
安く購入するためにはメーカ担当者とのコネクションも必要
もちろん展示している製品や、お客様へのデモに使用していた機器には限りがありますので、誰でもが買えるというものではありません。
新古品の購入には、メーカの担当者とのコネクションも必要です。また少なくとも半年以上前から新古品が出るかどうかの打診をしながら、日頃のおつきあいなども大事にしておかないと、そのようなお得な製品を回してもらうことはできません。
私共は、35年以上にわたり開業コンサルティングの業務を続けていく中で、医療機器各社に在籍する現在の幹部クラスの方々が、新人の駆け出しの頃からのおつきあいがありますので、そのような特別な情報と優先的な扱いを受ける事が可能です。
当社が開業コンサルティングを行なっている産婦人科の先生には、大変お得な新古品のエコーをご紹介する事ができます。
初めは小さなクリニックからスタートする事が原則
産婦人科に限らずクリニックの開業は、失敗しない事が一番大切な事です。もちろん誰もがそのように思って開業準備にとりかかっている事でしょうが、開業を希望する先生方とお話ししていると、失敗しそうな要素をたくさん持っていることに驚かされます。
産婦人科クリニックに必要なスペースの勘違い
その中で最も多い勘違いが、産婦人科クリニックに必要なスペースに関する勘違いです。
なかでも職員さんの休憩室や更衣室を作っておく事が、有能な職員さんに気持ちよく仕事をしてもらう為に必要なスペースであると、勘違いしている先生がとても多くいます。おそらく開業マニュアルや開業セミナーなどで、そのようなお話を聞いた経験があるのかと思います。
人事労務に関する分野のお話は、社会保険労務士という資格を持った、労働基準法と雇用に関する労務の専門家が、職員さんの雇用に関するお話をすることが一般的です。
この様なお話の中では、休憩室の重要性が強調されることと思います。たしかに、クリニックに勤務する職員さんにとっては、同じお給料であれば休憩室や更衣室があったほうがより快適に過ごせると思います。
でも、経営責任を持つ院長の立場になってみると、1日のうちにわずかな時間しか使わない二次目的のスペースを作る為に、診察室や処置室などと言ったクリニックの売り上げをあげる目的の場所と、同じ家賃を支払うことになります。
こうしたことは、経営効率から言って無駄なことこの上ありません。もしスタッフの人数が増えて、休憩室や着替えの部屋が必要となったら、クリニックの近くにワンルームの賃貸物件を借りると言う事も良いと思います。
クリニック経営の相談は経営の専門家にすべき
税理士さんや社会保険労務士さんは税法や労働基準法の専門家ではありますが、事業計画を立てることやクリニックの経営に関しては専門家とは言えません。
税金や労務に関する法規の専門家であっても、人を雇って経営をしているという経験はありませんので、その様な人のクリニック経営に関するお話を鵜呑みにしては後悔することになりますので注意してください。
開業の初めには、二次目的のスペースを作る計画は極力排除して、小さな床面積の産婦人科でも十分な診療機能と売り上げを上げられる、テナントの家賃が少なくて済む様な、小さいスペースでのクリニック開業で計画していくことが大切です。
また、子育てと仕事を両立させるミニマム開業の場合は、スペースの取り方が若干異なってきますので、詳細は当社までご相談ください。
産婦人科クリニックの開業に必要な資金はいくら?
産婦人科には女性医師が多く在籍しているのですが、結婚して出産を経験すると、当直やオンコールの多い病院勤務と子育ての両立が大変難しくなってきます。
そうした女性の先生方を中心にして、ワークライフバランスのとれた時短開業・ミニマム開業を実現する例が増えています。
ここでは、固定費を抑え20坪程度の小さめのテナントで産婦人科クリニックを開業する場合の概算金額について説明いたします。
1.テナント確保のための費用
集患効果の高い立地で、固定費となる家賃を抑える為に20坪程度の小さめのテナントを契約したとして、テナント賃料を坪1,8000円、共益費を2,000円、保証金を6ヶ月と仮定しします。そのときのテナント契約に必要な資金は下記のようになります。
前家賃 | (18,000円+2,000円)×20坪+消費税(10%)=440,000円(月額賃料) |
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保証金 | 18,000円×20坪×6ヶ月=2,160,000円 |
仲介料+礼金 | それぞれ、18,000円×20坪+消費税(10%)=396,000円 仲介料+礼金なので2倍して792,000円 |
保証会社契約料 | 賃料1ヶ月分=440,000円 |
合計概算 | 400万円 |
2.クリニックの内装工事費
次にクリニックの内装工事費として、次の費用がかかります。
内装工事費 | 坪単価80万円×20坪+消費税(10%)=1,760万円 |
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防災工事・その他の予備費 | 200万円 |
合計概算 | 2,000万円 |
3.医療機器購入費用
医療機器購入の概算費用として、1,800万円ほどかかります。
4.什器備品・看板工事・開業準備その他の費用概算
什器備品・看板工事・開業準備その他の費用として、概算で800万円ほどかかります。
5.運転資金
クリニックを開業しても、すぐに患者さんが増えて売上になることはありません。そのため、当初の運転資金として、概算で1,500万円ほど準備した方が良いでしょう。
以上、20坪程度のスペースで計画した場合には、開業に必要な資金は、合計で6,000万円から7,000万円程度、少し規模を大きくして25坪程度のスペースで計画した場合ですと、必要な資金は8,000万円程度となります。
ときどき、「クリニックの開業には1億円ほどかかる」と聞きますが、そのような規模での開業ですと、返済が苦しくなり、ワークライフバランスが崩れてしまいかねません。時短開業・ミニマム開業をお考えの先生は、ぜひ当社にご相談ください。
産婦人科クリニック開業コンサルならオクスアイ
産婦人科クリニックの新規開業コンサルティングなら、実績豊富なオクスアイにご相談ください。
当社では、クリニック開業のアドバイスはもちろんのこと、クリニックの事業計画(経営計画)立案、クリニックの内装工事支援、開業準備のご支援、人材教育、開業後の経営相談などに対応しています。クリニック開業までワンストップでコンサルティングができることが、当社の強みです。
産婦人科を開業して成功させるためには、上記のこと以外にもたくさんの知識とノウハウが必要となります。医師のちょっとした悩みにも丁寧に対応いたします。「子育てをしながら産婦人科クリニックの開業を両立させたい」とお考えの女医さんのご相談にも、豊富な経験に基づいたアドバイスをいたします。
産婦人科クリニックの開業を目指されている医師は、開業予定の1年以上前にご相談いたたくことをおすすめします。まずは、クリニック開業成功のポイントを知ることができる開業セミナー&相談会(無料)をご利用ください。