開業ドクター インタビュー
敷かれたレールに乗り、安心して開業
浜田山メンタルクリニック
(心療内科・精神科)
中尾重嗣先生

浜田山メンタルクリニックは、2021年5月に東京都杉並区に開院しました。
京王井の頭線、浜田山駅からすぐの場所で、地域の心療内科・精神科として診療を行っています。
キャリア10年の区切りとしての開業のタイミング
なぜ開業をしようと思ったのですか?
父親や祖父など、自分の周りに開業医が多かったので、将来は開業するつもりでいました。
精神科の医局で勉強させていただいて、10年という区切りのタイミングで大学に残るのか開業するのかを考えた結果、開業することを選択しました。
開業を選択するにあたり、情報収集などはしたのでしょうか?
まずは、いわゆる大手がやっているような開業医向けのセミナーに6,7件参加しました。
各社に開業の相談もされていたのでしょうか?
そうですね。オクスアイさんも含め、開業コンサルティング会社3社に物件を探してもらうように頼んでいました。
ということは、他社が良い物件を見つけていたら、その会社に依頼していたということでしょうか?
そうなったかもしれないですね。
でも、例えば製薬系のコンサティング会社が紹介する物件は、自社が作っている医療モールが中心だったんです。
オクスアイさんの場合は、そういう自社との関係などにはこだわらずに物件をご紹介してくれました。
「自宅から近い」「立地条件が良い」「家賃が安い」の3つの条件を満たしている、理想的な物件を良いタイミングで紹介してもらったと思います。
そういう意味では、オクスアイは他社とは違った提案だったということでしょうか?
開業後のコストも考えて、現実的な提案をしてくれたと思います。
他の会社が紹介してきた物件の家賃とは20万円以上は違いましたし、コストの面でだいぶ違いがありました。
コスト以外で、オクスアイに決めた理由は何かありましたか?
1つは内装ですね。
オクスアイさんを知った理由は、ウェブで色々調べている中で、開業されたクリニックが素敵な内装をされているのを見たからです。
それを見て問い合わせをした経緯があります。
ホームページ内の開業インタビューのページも載っていた、栃木のメンタルクリニックさん(ふじさわクリニック)が印象に残っています。こんなクリニックにしたいと思っていました。
それに、他社は開業前の担当者と開業後の担当者が変わることが多いんですね。その部分に不安は少しありました。
オクスアイの場合は、社長の金村さんが一貫して担当してくれるため、安心感につながりました。
オクスアイの第一印象はどうでしたか?
オクスアイ社長の金村さんと初めてお会いした時、個性の強い方だなと思いました(笑)。
はっきりと現実的な助言をしていただけたので、好感を持ちました。
開業に関わるコスト、テナント物件についての考え方、どんな立地条件が良いのか、どんな物件はやめたほうが良いのかなど、理由も含めてしっかり説明してくれたのが良かったです。
クリニックの場所も無事決まり、オクスアイさんと契約させていただくことになりました。
スケジュール通りに、安心して開業準備
開業のタイミング(2021年5月)には狙いがあったのでしょうか?
当時の勤務先が2021年3月末までの契約でした。
クリニックの開業届けを出す時には、常勤医師ではない必要がありますし、仕事の空白を作りたくなかったので、4月に提出して5月に開業という最短ルートです。
勤務しながらの開業の準備は、大変でしたか?
オクスアイさんに助けてもらったので、全く不自由がなかったです。スケジュールをお任せしてとても楽でした。
開業についてわからないことだらけでしたし、クリニックを開業するためのシステムやノウハウを十分に持つオクスアイさんが敷いてくれたレールに乗って、安心感を持って開業まで進みました。
クリニックの内装について、やはり雰囲気にはこだわったのでしょうか?
そうですね。クリニックらしくないクリニックにしたかったんです。
患者さんが気軽に来院できるように、メンタルクリニックの敷居を低くしたいと思っていて、そのようなクリニックにしてもらえるようにあらかじめお願いしました。非常に良い提案をいただいたと思っています。
内装工事も順調でしたか?
工期が遅れるようなことはなく、順調に進みました。
クリニック工事の進捗を写真で送ってもらい、それをInstagramに上げて公開もしていました。
開業当初、来院された地元の患者さんの中には「見てました」と言ってくださる方もいましたね。
コロナの感染状況等で何か影響はありましたか?
開業する前からの直接の影響として、心療内科・精神科のカウンセリングなど、ある程度の時間をかけて密室で行うものについては、多くの病院で研究も含め一旦停止にされてしまったんです。
自分のクリニックではカウンセリングをやりたいと思っていたので、感染対策をどのようにやっていくかには気を使いました。
例えばアクリル板・温度計・消毒薬などの必要な器材や物品は準備しましたし、発熱している患者さんに対するルール決めなどはしっかりしました。
オンライン診療の仕組みも事前に用意しました。
開業準備中にオクスアイからのアドバイスで助かったことや、印象に残ったことがありましたか?
関連するスケジュールは全て決めていただいていましたし、基本的に困るようなことはなかったです。
「メンタルクリニックは患者さんが来るから、心配しなくて大丈夫」と言われていました。
ただ、自分自身は仕事を多くすることは苦にならないタイプなので、「土日も(休みなしで)診察するのはどうですか?」と質問したことがあったんです。
その時には「健康が大事なので休むべき」とはっきりアドバイスをいただきました。
ダメなところはダメと言ってくれるので、コンサルタントとして頼りになる存在でした。
主体的に、自分のやりたいことができるクリニック
クリニックを開業されて、それまでと変わったことはありますか?
勤務時代とは違い、自分が主体的にいろいろなことを決められるので、働きやすくなりました。
精神科は1人の患者さんに対して長期間診察することが多いのですが、今までは勤務地が変わるたびに患者さんにお別れをしていたので、そのようなことがなくなったのが良いです。
逆に自分の健康を大事にしようと思っています(笑)。
勤務医時代にはできなくなっていたカウンセリングについても、自分のクリニックでは感染対策を行いながらも実施できているので、開業して良かったと思っています。
クリニックの経営者・院長として意識していることはありますか?
スタッフの方は良い方が働いてくれているので、その方達を大切にしたいと思っています。
そうしないと最終的には患者さんにも影響を与えてしまうと思うので、無理のない感じで一緒に働いていきたいと思っています。
開業後のオクスアイからのサポートはどうでしょうか?
直近では特にないですが、困ったことがあればいつでも連絡するようにと言われていますし、すぐ対応していただけるので助かっています。
今後の目標や課題がありましたら教えてください。
大学院時代に研究した「認知行動療法」という、効果のあるカウンセリングがあるのですが、実施している医療機関がまだ少ないので、地域の方に広めていけるようなクリニックを目指していきたいです。
現在開業を考えている先生方へアドバイスがありましたら、教えてください。
開業は、自分のやりたいことを実施できる反面、責任感も伴います。
良いことだけではないですが、私自体は満足していますし、多くの方に開業してほしいと思っています。
自分のやりたいことをしたいなら、開業というのは大事な選択だと思っています。
インタビューに答えてくださったのは
浜田山メンタルクリニック

東京都杉並区に開業。
京王井の頭線、浜田山駅からすぐの立地で、地域の心療内科・精神科として、また認知行動療法の実施機関として診療を行っている。
- 所在地
- 東京都杉並区
- 開業年月
- 2021年5月
- 科目
- 心療内科・精神科
- 開業の特徴
- 新規開業
- ホームページ
- 浜田山メンタルクリニック
コンサルタントより一言
中尾先生、ご開業おめでとう御座います。
コロナ禍が2年以上続く中で、メンタルクリニックに通院する患者さんが増加していますので、良いタイミングで開業が出来たと思います。
様々な不安を抱えた患者さんに、より多くのカウンセリングの機会を作るために、ON-LINE診療にも積極的に取り組まれる先生の方針は、今の世相の中ではとても大切なことだと思います。
内装設計の際に、ON-LINE診療の専用ブースを作りましたのは、私共も初めての経験でした。
これからも働きすぎに注意して、健康に気をつけてご活躍下さい。