開業ドクター インタビュー
夫婦で創り上げるクリニック、ホテルのような最高のおもてなしを
アイメンタルクリニック
(心療内科、精神科)
飯島佳路先生
アイメンタルクリニックは、茨城県郊外の地域に根差した心療内科・精神科として開業しました。
心の病に悩む地域の患者さんにたいして、少しでもメンタルクリニックとしての敷居を下げるべく、ホテルのようなゆったりくつろげる院内と最高のおもてなしを提供しています。開業して2ヶ月間という現在でも、すでに多くの患者さんが来院されています。
開業セミナーで納得のいく説明を受けたのがきっかけ
まず初めに、開業しようと思ったきっかけを教えてください
飯嶋佳路先生(以下、佳): 人の心の在り方だったり、人生トータルで患者さんを診察することができる、地域の精神科医になりたいと学生の頃から思っていました。
奥様、飯嶋鮎子さん(以下、鮎):私が出会った頃から、開業したい気持ちを語ってくれたことを今でも覚えています。人を診るのが好きなんだろうなということは以前から感じていましたね。
開業することを目指して、情報収集などはしていたのでしょうか?
佳:正直なところ、あまり情報収集はしていなかったですね。
以前から届けてもらっていた医療雑誌に開業セミナーの案内があり、「どんなものか見てみよう」という軽い気持ちくらいしかありませんでした。
その時にオクスアイのブースに立ち寄ったということですね。印象はどうでしたか?
佳:開業相談を実施されていたので、お話しさせてもらいました。クリニックの方向性はある程度決まっていたので、「こんな形で」とお伝えしたくらいなのですが、すぐに的確に応じてもらいアドバイスや情報を頂きました。フットワークが軽いという印象がありましたね。
他の会社さんにも話を聞いたりしたのですが、「これも」、「あれも」といった感じでいろいろ勧められましたが、オクスアイさんの場合は淡々と、そして的確に疑問に答えてくれました。その後のやりとりについても、他社さんと比べてレスポンスが非常に早かったです。
鮎:実は知人の先生ご夫妻と4人で参加したのですが、先にそのご夫妻2人から「すごい人がいたから、開業を考えているんだったら是非ブースに行ってみて!」と言われ、セミナー終了時間が近かったのですが、なんとかお話し出来たという感じなんです。
細かく資金計画についてお話ししてくれましたし、その場で資料を出して説明して下さったのも心強く感じました。
直観的にも経験が豊富な方だと思いましたし、わかりやすく的確でした。「すごいなー」と思ったのが第一印象でした。
自分達のコンセプトの実現に応えてくれそうな会社はオクスアイだけだった
最終的にオクスアイに開業コンサルティングを頼んだのは、何が決め手だったのですか?
佳:
最終的に3社の候補があり、見積りも含めた具体的なプランをそれぞれ出してもらったんです。現地に来てもらいデザインや設計について具体的に提案頂いた中で、オクスアイさんに頼もうと決めました。私達の提示したデザインコンセプトに応じて、ホテルのデザインをしているデザイナーさんを連れてきてくれたり、設計についてわかりやすく説明してくれたりしたのも良かったです。
社長のお人柄もあるとは思いますが、他社さんは担当者が別だったりして煩雑になるところを、オクスアイさんは社長に直接連絡できたのがありがたかったです。勤務医をしていた時期だったので、質問したことにすぐ答えてくれたのは非常に助かりました。
鮎:
3社の提案が終わってからお返事したのですが、私は最初にクリニックのデザインを見せて頂いた時からオクスアイさんにと決めていました。
パースも思い描いていたもの以上にステキなものでしたし、なによりも金村さんのご経験の豊富さはとても頼りになりました。
物件はその間に探されたのですか?
佳:
契約をする前に、私達で探していました。オクスアイの社長である金村さんからは「とにかく自分の足で物件を確認してください」と言われたので、休みの日に2人で探していたのですが、なかなか良い物件が見つからなかったですね。
そんな中、金村さんがこちらへ調査に来て、「駅からここへ来る間にいい物件を つけたので、よかったら見ませんか?」と早速物件を見学する手配をしてくれた時がありました。
それがこのクリニックの場所なんです。
その後開業準備はスムーズに進んだのでしょうか?
佳: そうですね、開業の10日前くらいまでは勤務していたので時間的には忙しかったです。でも最初に開業までのスケジュールをしっかり示してくれたので、ちゃんと仕事をしていても安心できると感じていました。開業にあたりいろいろな書類を提出する必要もありましたが、私たちが持っていくだけで問題ないように手配してくれました。不安もなく開業を迎えられたと実感しています。
それに夫婦の分業作業で時間を有効的に使うことができました。私が勤務している時間帯は妻が窓口になってもらい、家に帰ってから二人で打ち合わせできたことで時間を効率的に使うことができました。
金村さんが毎週来てくれ、毎週少しづつ何かが進んでいるのが目に見えて、やりがいを感じていましたね。
夫婦の役割分担と密なコミュニケーションで患者さんに満足してもらえるサービスを
開業直後は不安などはあったのでしょうか?
佳: 多くの患者様に開業当初から来て頂いたので、ちゃんと患者様に対応できているのかということは少し気掛かりではありましたが、「やりながら覚えていく、実践が大事」ということをアドバイスしてもらっていたので、大きな問題はなかったという印象です。
鮎: かなり多くの患者様に来て頂いたので、スタッフが全ての患者様に対して対応できるのかが不安になったくらいです。慣れないことも多く最初はいっぱいいっぱいでしたね。1ヶ月くらい経ってからは、流れもわかりだんだん落ち着いてきました。
患者さんに対する接し方など、サービスの面でも気を配っているとお聞きしました
佳:
そうですね、患者様のプライバシーには配慮しています。
例えば、患者様の名前はお呼びしない、外部から問い合わせがあっても本人の承諾なしにはお答えできないということを徹底しています。
一般の方を対象にした地域の講演会などの啓蒙活動もさせて頂くこともあるのですがが、まだまだ精神的な病気については理解されにくいこともあるので、患者様にとって通院していることがマイナスになることがあってはいけないと考えています。
一般の「病院」や「クリニック」とは違って、重症化する前の、症状が軽い段階でも気兼ねなく来て頂けるような雰囲気づくりを心掛けています。
鮎:
自分がサービスをする立場になって、例えばホテルに泊ってサービスを受けたりすることが、とても参考になるんです。
心の病を抱えている患者様にとって、どのタイミングでどのように話しかけるかということ1つをとってみても、とても重要なことです。今後、患者様に対するサービスをさらに良いものにしていくために、ホテルへの研修旅行も企画しています。
先生と奥様の役割分担はあったのですか?
鮎: 医療は夫、デザインや雰囲気づくりは私が担当するという形でした。 事前の勉強として医療事務の学校にも通いました。でもクリニックが開業してから感じるのは、勉強した内容よりも、現場のほうがずっと難しいですね。
佳:
デザイン・IT関係は妻のほうが得意でしたし、自分が仕事をしている間に妻が細かい調整をしてくれ、効率的に開業の準備ができたので助かりました。意思の疎通が図りやすいこともありますし、仕事が終わった後の夜に作戦会議ができるのも良いですね。
患者様へのサービスに関しても、医療現場で働いていた私よりも新しい視点で見ることができ、お互いに刺激し合っていると言えるのかもしれませんね。
将来家を建てる時もオクスアイさんに(笑)
開業までの期間を振り返ってみてどうでしたか?
鮎:
オクスアイさんとお会いできなければ今年4月の開業はなかったと思います。2度同じことをやろうとしても無理だと思うんですね。
お会いできたタイミングも良かったんだと思います。
適材適所で素晴らしいデザイナーの方を紹介して頂いたり、私達の要求に的確に応えて頂いたりしたことが、今の良い結果につながっていると感じています。
アフターフォローもとても良くして下さいます。心配な時はいつでも電話できるという安心感がありますし、あらかじめ起こりうることも前もって教えて下さっていたので、ここまで何もトラブルもなく来れたのかなと思っています。
すでに多くの患者さんが来院されていますが、今後の目標はありますか?
佳:
地域に根差した患者様のためのクリニックとして成長していきたいと思っています。
精神科・心療内科というと、一般的に初めての患者様にとっては来院しづらい雰囲気があるかと思います。でもその来院しづらさが、かえって患者さんをどんどん重症化させ、「もっと早く来てくれれば」ということがよくあるんです。
症状が軽い段階で来院してもらい、早く良くなって頂ける、身近なクリニックでありたいと思っています。
今後開業したいと思っている先生方にアドバイスがあればどのようなことがありますか?
佳: メールマガジンや情報誌を見るのもよいとは思いますが、やはり開業するに当たりいろいろな場所で直接話を聞くことが良いのではないかなと思います。最初は開業に対して、イメージもわかないことが多いですしね。
開業をサポートしつつ、ご自身もクリニックの中心人物としてご活躍の奥様から、開業についてどうお感じですか?
鮎: 夫婦で行う相乗効果があったと思います。どんなことがあっても一人じゃないという気持ちがお互いあるのが安心だし、足りないところも補いつつ夫婦で仕事ができるのが楽しいです。
現在、お二人はホテル住まいをされているとお聞きしました。
佳:
開業約1ヵ月前の準備期間からです。
このクリニックからすぐ近くなので、ビジネスホテル住まいですがそれほど苦ではありませんね。それにこのクリニックはのんびり落ち着くのでリラックスできています。
鮎: 今後の引っ越しはどうしようかと考えています。このような素敵なクリニックを創っていただいたので、いずれ自宅もオクスアイさんにお願いしようかなと思っているくらいなんです。(笑)
インタビューに答えてくださったのは
アイメンタルクリニック
2 階37.8坪、駅から徒歩1分の好立地の物件を選定。 メンタルクリニックの敷居を低くしつつ、来院する方がくつろげるホテルのような空間というコンセプトで、開院直後から地域で人気のクリニックとなっている。
- 所在地
- 茨城県ひたちなか市
- 開業年月
- 2010 年4 月
- 科目
- 心療内科・精神科
- 開業の特徴
- 郊外テナント 新規開業
- ホームページ
- アイメンタルクリニックホームページ
飯嶋佳路先生プロフィール
筑波大学医学部附属病院 精神科医局、茨城県立友部病院、栗田病院、池田病院(副院長)を経て、2010年4月アイメンタルクリニックを開設
- ひたちなか市こころの相談医
- つくば市こころの相談医
- 茨城県教育研修センター こころの健康相談事業相談医
- 水戸総合研究所 相談医
- 茨城県立中央看護専門学校非常勤講師
- 日立総合病院心療内科
- 日本精神神経学会 / 日本老年精神医学会 / 日本うつ病学会 / 精神保健指定医 / 精神科専門医
コンサルタントより一言
日本全国を見てもこのレベルのクリニックはほとんどないと言っていいくらいの、デザイン性の高い素晴らしいクリニックを創ることができました。
患者さんのための「ホテルのようなくつろげる空間」というコンセプトにお応えすべく、一つ一つのパーツまでこだわったクリニックは、今後も心の病をかかえる地域の患者さんにとって、居心地の良い空間となることを願っております。
しっかり者の旦那さんと、ムードメーカーの奥様、今後もお2人で力を合わせて、地域に貢献しつつ、笑いあり涙ありの充実した人生を送って頂ければ私共も幸せです。
今後もますますのご発展、ご活躍をお祈りしております。