クリニック内装工事の設計・施工で失敗しないためのポイント

給排水の位置を確認しておく

テナント物件などでの開業を計画する場合、新築計画以外は給排水設備や電源設備などは、既存の設備が利用出来るかどうかの判断が大変重要になってきます。
状況によっては、クリニックの機能が果たせないので、開業を中止せざるを得なくなるなどと言うこともあり得ますので、テナント契約を行う前には、専門的な視点での状況判断が不可欠となります。

特に、流し台やトイレなどの給排水設備は、クリニツク内部に必須の設備ですが、それらの設備が必要な位置の床に排水管がない場合には、クリニックのレイアウトに制約が掛かり困ったことになります。
流しなどの排水管は、水勾配が取れればある程度排水管を延長して、流し台を配置することが出来ますが、トイレには太い排水管を使用しますので、延長する場合にも制限が掛かってきます。

建物の配管設備の状況により、既存の排水管に接続できる様に、新規に排水口を施工することも可能ですが、テナントの大家さんや他の入居者の許可を得ることが必要となり、工事自体も大がかりなことになって、予想もしなかった費用が掛かって、資金計画が狂ってしまう場合もあります。
私共は、テナント契約に先立って、開業場所の施設・設備に関して、専門的な立場での調査を行い、不確定な要素を排除した上で、最も経済的な設備計画をご提案します。

動線区分を明確にする

クリニックのスペースには限度がありますので、患者さんが増えても狭さを感じさせないスペース創りを計画するには、患者さんとスタッフの動線区分を明確にする事が肝心です。

受付の位置や、待合室から診察室に至る流れと、処置室への動線を一方通行として、常に穏やかな流れの中に患者さんを誘導出来るような動線を計画し、スタッフの業務動線が患者さんの流れと交差しないように、また、同じ場所で様々な業務を効率よく実施できるように、私共は、明確な動線計画のご提案を致します。

待合室は広めに取る

クリニックが繁盛してくると、待合室で多くの患者さんが順番を待つようになります。
ところが待合室のスペースが狭いと、来院した患者さんが混雑している状況を見て、そのまま帰ってしまうことがあります。
せっかく来て頂いた患者さんが帰ってしまうようなことを防ぐためには、気持ちの良い待合室を提供して、待ち時間を苦にしないようなクリニックにすることが大切です。

但し、人間の感覚には錯覚がありますので、ただ単に広くスペースを取ったと言うことで、効果が出ると言うものではありませんし、また、待合室ばかりにスペースを割いてしまっては、肝心の診療部分に必要なスペースが取れなくなってしまいます。

そこで、限られた面積の中でも、待合室を広く見せる為には、空間の広がりを計画したり、窓などの外部を見通せる位置に配置したりなど、様々な工夫が必要になってきます。
私共は、待合室が広く感じられる様な空間配置の計画をご提案します。

スペース配分は患者さん中心に

限られたスペースの中で、全ての要求を満たすには無理が生じてきます。
クリニックは、医療行為を通して収益を上げる場所であると言うことを考えると、必然的に、待合室・診察室・処置室などの、患者さんに提供するスペースを優先して計画することになります。

院長室やスタッフルームなど、管理のためのスペースは、1日の内の僅かな時間しか使用しませんので、24時間専用の部屋を置いておくことは、余裕があればと言うことで考えないと、診療の機能に制約をかけてしまうことになりかねません。
私共は、患者さん有ってのクリニックという観点を基に、事業効率の良いクリニック創りをご提案します。

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